「みんなぁー、時計の話はひとまず休憩だぁー。」
「ハァーーーーーイ」

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近年、名演奏家のボックスが盛んに発売されています。
往年の名演奏家がメジャーレーベルに録音した集成は、価格も驚くほど安く、うれしい悲鳴です。しかもコンプリートなんですからたまりません。
と言うことで、最近、贅沢な悩みが発生します。
すでに単発で購入したもの、あるいは作曲家別に販売された全集を持っていたりします。特に全集なんかはそっくりダブります。もっともそれを補って余りあるくらいに廉価なんですが。
また、これだけ大型で発売されると、聴く時間がない、あるいは興味のない作品がまじっている。すべて聴くことができないという事実。まあ、これもコレクターとしては何も問題はないんですが。

今回紹介するのはバーンスタイン。こんな人です。

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グラモフォン(ユニヴァーサル)の録音です。CD59枚組、DVD1枚の豪華セット、LPのジャケットサイズボックスになります。
お気づきの方はいらっしゃいました?”VOLUME ONE”の文字を。お~っと、第2弾もあるみたいですね。(^^♪

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30㎝サイズのブックレット。

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内容は日本語なし。このボックスが世界で一番売れる国はおそらく日本でしょう。なのに日本語解説がありません、ヨーロッパの傲慢さを感じます(ちょっと言いすぎかな)。でも、はっきり言ってそういうとこあると思います。もっとマーケティングしてください。

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バーンスタインは70年の中頃からヨーロッパに進出しました。特にウィーン フィルとは幸福な出会いだったと思います。カラヤンはベルリンで看板を張っています。高齢化したベームの後継者を探していたであろうウィーン  フィルにとってバーンスタインは最高のパートナーでした。
アメリカ育ちで直観型、直情型なバーンスタインとヨーロッパの伝統を重んじ、緻密でキメ細かいウィーン フィルはお互い持ち合わせていない部分を補完しあい素晴らしい録音を残しました。晩年の拡張肥大型の怪演もありますが、70年から80年前半にかけてのヨーロッパ活動は大きな実りを残したと思います。

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CBSも凄いボックス出して (出す) んですよねぇ。